2025年08月09日
先月観た「私たちが光と想うすべて」の監督パヤル・カパーリヤーの作品。ドキュメンタリー映画なので普段なら観ないジャンルだが、観てよかった。
「恋人への手紙」を軸に進むので、恋愛ものかと思っていたが、ほとんど恋愛模様は描かれず、学生運動を個人的目線で描く。共に歩んでいくと思っていた恋人が自分と運動から離れて行く様子を、会えない恋人への現状報告のような手紙で物語る。
国外に対しては自国中心主義、国内に対してはヒンドゥー至上主義を進めるモディー政権。その一つの表れであった2016年に起きた学生運動弾圧事件。これはインドに限らず、全世界的傾向だ。日本でも学術会議問題、京大学生弾圧問題等、教育界にも広がっているし、軍事費も増大している。ウクライナ・ロシア戦争、パレスチナ殲滅を目指すイスラエル。世界は既に戦争状態だ。この状況を治めることは可能なのだろうか?
字幕:藤井美佳
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