2016年11月26日
本日のメイン、
TUFS Cinema での
神に誓ってを鑑賞。
パキスタン映画。
麻田豊先生の解説付き。
9.11前後のパキスタン人ミュージシャン兄弟のパキスタンとアメリカでの状況が描かれる。
音楽を純粋に追及し、アメリカで勉強を始める兄。
歌舞音曲を良しとしないイスラームの一派に参加し、音楽を捨て戦闘に身を投じる弟。
ロンドンのムスリム社会での孤立を避けたい父に騙され、ムスリムと結婚させられた娘がこの弟の嫁となる。
後半は、9.11以降のアメリカでのムスリムに対する非人道的な扱いと、逃げ出した娘のパキスタンでの裁判の様が描かれる。
解説では、タイトルを「神に誓って」とした理由が述べられた。
Khuda Kay Liye は常套句として「お願いだから~して」という時に用いられるが、そのままタイトルとすると誤解を招くからということのようだった。
しかし、常套句としてでなく、そのままの意味「神のために」の英タイトルIn the Name of Godから「神の名の下に」でも良かったのではないだろうか?
「神の名」の下の戦争や差別がなくなる日が来ることを願う。