2014年4月18日金曜日

最後の詩

最後の詩 / Rabindranath Tagore著 : 臼田雅之訳. 北星堂書店, 2009.

こちらも随分前に購入していたが、今週読了。

ベンガル文学に対する偏見もあり、読み始めるのを先延ばしにしていたが、読み始めたら、結構さっさと読めてしまった。
始めは、主人公の文学的知識をひけらかす台詞にイライラしどうしで、中々読み進められなかった。それはつまり、自分に文学的知識がなく、理解できないからなのだが。
しかし、基本的には恋愛小説だし、人間関係が複雑なわけでもない。
結末に関しては、一夫多妻を是とする主人公に一矢報いた感じで一瞬「やった」感があるのだが、結局従来の形に戻っただけと失望する。
未だに、「強姦された側にも罰を」という発言が政治家からなされる国の時代的な制約からは免れられないということなのだろう。

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