2024年12月21日
今月、TUFS Cinemaはアフガニスタン特集で、本日は3本目のカーブルの孤児院上映。
アフガニスタンといえば、
NPO法人シャプラニールの中村哲氏が思い浮かぶが、それ以外の情報が日本で流れることは全くと言ってよいほど無い。
今回の映画はそのアフガニスタンがソ連の援助を受けていた時代1990年代の孤児院を舞台にした映画だ。
全く知らなかったが、当時、アフガニスタンの都市(首都はカーブル)ではインド映画が盛んに上映されており、ウルドゥー語が通じる世界だったらしい。インド映画大好き少年が孤児院で出会うエピソードの度にインド映画の有名な場面が夢想され、自分がその場面の主人公になって歌うので、インド映画を観慣れない観客には違和感が大きかっただろう。映画鑑賞後の登利谷正人(東京外国語大学講師)の解説への質問には、その手の質問が複数あった。登利谷氏の解説は米ソ対立時代の代理戦争の場となってしまったアフガニスタンとその後のアフガニスタンの内紛状況の説明が中心で、質問に対する回答も少し問題があると思われるが、良い勉強になった。
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