2022年01月23日
映画祭で見損ねたグレート・インディアン・キッチンが嬉しいことに一般公開されることになり新宿ピカデリーへ。
女性蔑視、女性解放の問題としては左程目新しいわけではないが、インドの家庭料理の料理風景が次々に映し出され垂涎物だ。ケーララが舞台なので、南インドの食卓が存分に紹介される。イドゥリーやドーサのみならず、プットゥやイディヤッパムまで出て来て頭が下がる。
インドの高位カースト家庭が舞台なので、家庭内での習慣が映し出されて興味深い。特に女性差別という事では、生理に対する忌避が鮮烈だ。女性たちが家事から解放されるのは生理中のみで、別部屋にほとんど監禁状態になる。特に、夫等の家族が潔斎中は生理中の女性を見ることすら禁止される。
男性の家事の「あるある」も描かれるが、結局は変わらない男性と、少しだけ前進する女性。もっと多くの劇場で上映されて欲しい。
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